イチローは発達障害だった?実はコミュ障なの?毎日カレーばかり食べる理由とは?

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日本で一番有名なプロ野球選手と言えば誰?

 

この問いに多くの人が

「イチロー」

を挙げるのではないでしょうか?

 

そんなイチローですが

「実は発達障害の噂がある」

ということはあまり知られていません。

 

ここではイチローが持つ発達障害の噂について探ってみたいと思います。

 

また

「発達障害とは具体的にどんな障害なのか」

ということも書いています。

 

参考になる部分も多いと思いますので是非最後まで読んでみて下さい(*^▽^*)

イチローはどんな人?本名じゃない理由や野球の戦歴について

イチローの基本プロフィール

 

生年月日:1973年10月22日(46歳)

本名:鈴木一朗(ずずき いちろう)

身長:180cm

血液型:B型

出身:愛知県西春日井郡

最終学歴:愛知工業大学名電高校

プロデビュー:1991年

なぜ本名である「鈴木一朗」じゃなく「イチロー」なの?

 

イチローは登録名を本名の「鈴木一朗」ではなく「イチロー」としていますが

これには何か理由があったのでしょうか?

別に「鈴木選手」でもいいような気がしますよね(笑)

 

実は

「オリックス入団3年目の1994年、監督に就任した仰木彬氏のアイデアで登録名を変えた」

というエピソードがあります。

 

イチローはオリックス入団からしばらく2軍でした。(当時は鈴木選手としてデビュー)

 

イチローが本格的に日本のプロ野球界に名をとどろかすようになったのは

1994年に仰木監督が就任してからだと言われています。

 

柳井監督はアイディアマンとして有名でした。

 

当時まだまだ無名だったイチローこと鈴木選手の名前をインパクトのあるものにしようと考えたのです。

「誰にも覚えてもらえるような名前がいい」

 

仰木監督はこのとき既にイチローの才能を見抜いていたのでしょうね。

「この男は将来必ず日本プロ野球界において伝説となる」

「そのためには平凡な名前よりインパクトのある名前で今のうちに売りこみたい」

 

このような仰木監督の思いから

鈴木選手はイチローとして伝説への第一歩を踏み出すこととなります。

 

実際イチローに改名した1994年のシーズンは日本記録(当時)の210安打を打っています。

このことが話題になりイチローの知名度はめちゃくちゃあがりました。

 

イチローは今でもこのことで仰木監督には感謝されているそうです。

 

ここでの名前の改名がなければイチローは今ほど有名ではなかったかもしれませんね。

 

「鈴木選手」のままだったらいくら結果を残してもすぐ忘れちゃいそうですし・・・

メジャーデビュー そして世界のイチローへ

2000年11月10日にイチローはシアトルマリナーズと契約し日本人野手初のメジャーリーガーとなります。

 

2004年にイチローはメジャーシーズン最多安打を更新する262安打を打ちました。

これは84年ぶりの歴史的快挙だと言われています。

 

シーズン162試合の中でこの数字を残したのですが、

これは単純に考えると162試合全てに出場して全試合で安打を放ち、かつ100試合で2安打を放って残せる数字です。

※ちなみに安打というのは、バッターが打った結果、塁上に出れるプレーのこと。

早い話ヒットを打つことですね。(野球はあまり詳しくないので間違っていたらゴメンナサイ・・)

 

安打を打つということは簡単なことではないので、本当に凄いです!

 

ちなみにイチローは日米通算で4000本以上の安打を打っています。

これはギネス世界記録としても認定されています!!(正確には4257打)

 

一般に2000本安打が大打者の条件と言われていますが、

イチローは何とその2倍以上の安打を打っているのですね!!

 

またイチロー以外でメジャーリーグで10年以上在籍している日本人選手はいません。

日本と違って情けで選手を雇わないのがアメリカなのです。

 

まさに

「世界のイチロー」

と呼ぶにふさわしい数々の戦歴を残していますが、

2019年3月21日に現役選手を引退されました。

イチローは発達障害なの?

「世界のイチロー」

と呼ばれるまでになったイチローですが、

「実は発達障害ではないか?」

という噂があります。

そもそも発達障害とは何?

突然ですがあなたはこんな経験はありませんか?

①子供の頃からちょっと変わっていると言われる事が多く友達付き合いが苦手だった

②悪気はないのに人を困らせたり怒らせたりする事がある

③人の話が理解できなかったりとんちんかんな受け答えをしてしまう

④同じ失敗を何度も繰り返してしまう

⑤集団で何かをするのが苦手である

⑥要領が悪い

⑦計画性がなく途中で挫折してしまう

⑧どこか自分は他の人とは違う感じがする

⑨生きづらいと感じたりうつ状態になる事がしばしばある

これらの症状に7つ以上あてはまると

「もしかして自分は発達障害かな?」

と疑った方がいいかもしれません。

 

発達障害は生まれつきの脳の機能の発達に関する障害です。

 

つまり通常の病気のように薬や処置で治療されるものではなく、

その人が生まれ持って持っている心の障害

なのです。

発達障害の人は「出来ることと出来ないこと」との差が激しい

一言で発達障害といっても様々な種類があるんですが一般的によく知られているのが

これら3つです。

①ADHD(注意欠如・多動性障害)

②アスペルガー症候群(ASD)

③LD(学習障害)

発達障害の人は対人関係や注意力などの発達がゆっくりしている一方、

学力などには問題が無かったり特に優れた面があったりするなど発達にアンバランスがあります。

 

分かりやすく言えば

「得意なことはめちゃくちゃ出来るが、不得意なことは全くできない」

というイメージですね。

 

また発達障害の人は行動や言動が普通の人とは違っていることが多いです。

 

イチローは

「自分は発達障害」

ということを公言していないので断定はできませんが、

言動や行動からアスペルガー症候群(ASD)ではないかという噂があります。

イチローが噂されるアスペルガーとはどんな症状なの?


ではイチローがそうではないかと噂されるアスペルガーとはどんな症状なのでしょうか?

 

アスペルガーの人に共通する言動や行動は次の通りです。

あなたのまわりにもいませんか?こんな人

・相手の気持ちが分かりにくい(空気が読めない)

・うそがつけない

・言われたことを真に受ける

・喋り方が独特

・興味のあることには熱中する

・過集中

・規則、ルールにこだわる

・予定変更が苦手

・会話のキャッチボールが苦手

・感覚が敏感

アスペルガーは

人と相互的に関わる能力や意欲に欠けていること

が一番の問題とされています。

 

つまりその場の空気を読んだりすることやコミュニケーション力が欠けているということですね。

 

今風に言えば

「コミュ障」

です。

イチローが「発達障害かも?」と疑われる言動や行動

 

現役時代のイチローの言動や行動にはアスペルガー特有のエピソードが数多くあります。

いくつか紹介しましょう。

①イチローは毎日カレーばかり食べていた?

これはイチローを少しでも知っている人は結構有名なエピソードですね。

 

イチローは根っからの野菜嫌いだったそうです。

意外かもしれませんがイチローはかなりの偏食家です。

 

また一方でイチローは自分のお袋さんのカレーが大好物でした。

そこでイチローの奥さんである弓子さんは

イチローの体調管理を考え、

イチローのお袋さんからカレーの作り方を学び、

それにアレンジを加えて(野菜を形が無くなるまで煮込む)出したところ、

イチローの口に合い、以降毎日カレーを食べるようになったそうです。

 

発達障害の人のアスペルガー特有の症状として

「自分が気に入ったルールを好み、そこから外れて違うことをするのは嫌」

という特徴があります。

 

特に自分が

「これめっちゃいい!!」

「これめっちゃ面白い!!」

「これめっちゃ美味しい!!」

と思ったことについては何度も何度も飽きずに繰り返します。

 

そして自分が一度いいと思ったことは

「これもいいけどあれもやってみようかな?」

「別の視点で見てみようかな?」

ということができません。

 

イチローはカレーの味が

「今まで食べた食べものの中で最も美味しく、最も自分の舌に合った味」

だったのでしょう。

 

そして

「このカレーの味を占めてしまってはもう外の食べ物なんて食べられない」

「カレーばかり食べて栄養のバランスが悪くなろうが、もうそれ以外の食べ物の美味しさが分からない」

と思うようになったと考えられます。

 

普通の人ならどうでしょうか?

いくらカレーが好きでも朝から晩まで毎日毎日カレーばかりじゃ100%飽きてきますよね(笑)

 

発達障害の中でもアスペルガー症候群の人はこういったこだわりがめちゃくちゃ強いです。

 

イチローがカレーを毎日食べる理由は

その尋常じゃないこだわりが強かったからですね。

 

そしてイチローの尋常じゃないこだわりは

「彼が発達障害でないか?」

という理由を裏付ける大きなエピソードの一つとなります。

②イチローの引退時の記者会見の言葉 「後悔などあろうはずがありません」←ん?

イチローは2019年3月に現役を引退されていますがこの引退時の記者会見に少し気になる点がありました。

 

これはイチローの現役引退時の記者会見の動画です。

動画出展元:YouTube KyodoNews

2:18あたりをよくお聞きください。

 

「後悔などあろうはずがありません」

 

ん?

 

なんか回りくどいし分かりにくくないですか?

 

普通なら

「後悔はありません」

と一言でいえば済みますよね。

 

わざわざイチローは

「後悔などあろうはずがありません」

というふうないいまわしをする。

 

「あろうはずはない」

こんな話し方しかできないのがイチローなのです。

 

このイチローの独特の言い回しは

この引退会見だけに関わらず、

今までの会見で記者相手に要領を得ない回りくどい言葉で困惑させることが多かったようですね。

 

ただもともとイチローは

「大のマスコミ嫌い」

だったので、

「いちいち真剣に対応するのが単に面倒くさかっただけ」

という説もあります。

 

プライベートではどうだったのかは不明ですが、

発達障害におけるアスペルガー症候群の特徴として

「会話のキャッチボールが上手くできない」

「喋り方が独特」

という特徴があります。

③イチローは一度他人に受けたネタは何度も何度も披露する?

これも結構有名ですが

イチローはプライベートで練習場に向かう時はこんな面白いTシャツを着ています。

なぜこんな変なデザインのTシャツを毎日毎日着るのでしょうか?

 

そもそもイチローがこのTシャツを着るようになったきっかけは

「ファンを仲直りさせるため」

だったそうです。

 

イチローがよく行くコーヒー専門店で

知人とその店のマスターがカツサンドを巡って口論になりました。

 

知人:「カツサンド食いてーのになんでないの?」

マスター:「ないものはないんですよ」

 

まぁこんな感じだったのでしょう。

 

イチローはこれを見て二人を和解させるために自作のTシャツを作成しました。

 

それがそのTシャツです。

これが思いのほか世間からも好評でウケたため

イチローはその日以来毎日こんなTシャツを着るようになりました。

 

ここでのポイントは

「それを着ると他人がウケる知って以来ずっとこういう格好をしている」

ということです。

 

イチローはあまりユーモアセンスがなかったようで

野球以外で世間の注目を浴びるのは難しかったのでしょう。

 

そのときこのTシャツが彼に希望を与えたのです。

 

発達障害でアスペルガーの人は他人の心を読むということができません。

 

だから1度でも

「これめっちゃ面白い」

と他人に言われると相手がどう思おうがそれをずっとやり続けます。

 

まわりがしらけてるのに空気を読めず、自分が一度面白いと思ったネタは何度でも何度でも披露する。

これは

「発達障害あるある」

です。

 

まぁイチローTシャツの件は結果的に有名になったのでしらけてるとは思いませんが、

ある意味

「イチローのような有名人」

だったからこそ何度も何度も披露してもウケたのかもしれませんね。

 

多分筆者が同じことをやっても

「もうええっちゅうねん!!」

と言われて飽きられて終わりでしょう(笑)

 

前述のカレーの例でもそうですが

とにかくイチローは

「ひたすら同じことをする」

「自分のルールを崩すのが嫌」

という傾向が強かったのです。

筆者はイチローは発達障害だとは思っていない

ただ個人的にはイチローは完全な発達障害だとは思っていません。

 

野球は個人競技ではありませんよね。

何だかんだでコミュニケーション能力や協調性がないとプロになれるはずがありません。

 

野球のようなチームプレーで行うスポーツや仕事はアスペルガーが最も苦手とする分野です。

 

またアスペルガーは環境の変化に弱いです。

海外で移動の多い生活なんて出来るわけがありませんよね(笑)

 

またアスペルガーは疲れやすい人や疲れに気付かずいきなりぶっ倒れる人もいます。

体力のない、体調の自己管理が出来ない人間が野球を長く続けられるでしょうか?

 

ただここで紹介した言動や行動から

「イチローはアスペルガー気質がある」

というのは間違いないでしょう。

 

しかし本当にイチローが発達障害だったとしても

彼にとってはそんなことはもはやどうでもいいことなのです。

 

筆者は

「発達障害はあくまで日常生活に支障をきたすことがなければそれで問題ない」

と思っています。

 

イチローは日常生活に支障をきたすどころか

世界的なメジャーリーガーとして大成功されています。

 

発達障害でアスペルガーでも

何らかのきっかけを与えたり、

自分で克服するすべを見つけられれば、

生活に支障をきたすことはありません。

 

要は自分に合った環境を構築すればアスペルガーは克服できるんです。

 

そのことは筆者自身もアスペルガー気質だからよく分かります。

 

イチローは意識的に自分を変える方法を見つける努力をされたのでしょう。

 

だからこそ

「世界のイチロー」

になれたのかもしれませんね。

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