ホテルニューオータニといえば
日本を代表する高級ホテルとして有名です。
ホテルを知らない人でも名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか?
ホテルニューオータニ(以下ニューオータニと書きます)が開業したのは
東京オリンピックや東海道新幹線が開通した
高度経済成長期真っ只中の
1964年のことでした。
戦後の日本の経済成長と共に歩んできたホテルなんですね。
このニューオータニのガーデンタワーに宿泊する機会がありましたので
ちょっと紹介したいと思います。
実はニューオータニのガーデンタワーには
あまり他のホテルには見られない秘密
がありました。
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Contents
ホテルニューオータニ東京ガーデンタワーとは?
ニューオータニには用途別に分けた3つの建物があります。
客室数は1479室と国内のホテルでもトップクラス。
ガーデンタワーとはその中の一つの建物の呼び名です。
それぞれ簡単に説明しましょう。
①ザ・メイン(本館)
いっつもガーデンコート棟やから、ニューオータニのこっちからの姿初めて見た。笑 pic.twitter.com/P2Dp3hsFcR
— Shota (@shota_b93) February 17, 2016
1964年開業
地上17階建て
館内の主な施設・・・宿泊・宴会・レストランなど
ザ・メインは
1964年開業当時からある
ニューオータニの核となる建物
です。
そのため全体的に高級志向で比較的年配者が多いような気がします。
②ガーデンタワー(タワー)
ニューオータニのガーデンタワー。子供の頃、このデザインに憧れたが、今も、この流麗な高層ビルは、いい。 pic.twitter.com/8935LLLvPj
— Gigio (@Gigio_jp) April 17, 2013
1974年開業
地上40階建て
館内の主な施設・・・宿泊・宴会・レストラン
ガーデンタワーはメインと比べると
少しカジュアルな印象
を受けます。
ただ高層ホテルなので景色を楽しみたい人はタワーをオススメします。
ちなみに宿泊費はタワーの方がリーズナブルです(笑)
③ガーデンコート
まんばちゃんスタンプ、赤坂方面からニューオータニ『ガーデンコート』側を通って行く場合、めっちゃわかりにくいけど、この外のエスカレーターで2階へ→ショップ入口っぽいけど臆さず館内へ→目の前の館内案内図を参考に日本庭園を目指す→石段を登り「ガーデンプール」の表示通りに進むとあります… pic.twitter.com/abM8vAvaWo
— 🦋🌸林檎日和は死んでいます🌸🦋 (@hiyorina) November 4, 2017
1988年開業
地上30階建て
館内の主な施設・・・オフィス・レストラン・美術館など
ガーデンコートには客室はなく
ほぼほぼオフィス専用となります。
このオフィスで働く人以外はあまり用のない建物ですが
この建物にある
タリーズコーヒ
はかなり落ち着ける環境で筆者はかなりお気に入りです(笑)
ホテルニューオータニ東京ガーデンタワーの知られざる秘密とは?
ガーデンタワーには他のホテルにはあまり見られない
秘密があります。
それは
階ごとに客室廊下やエレベーターホールのイメージが全く違う
ということです。
同じ建物で
階でこんなに違うホテルはなかなか珍しいですよ。
ガーデンタワーは地上40階建てで
客室があるのは11階から39階となっています。
それぞれどんな違いがあるのか紹介しましょう。
ちなみに
ガーデンタワーの
1階から5階までは宴会場、レストラン、高級ショッピングアーケード
フロントは6階にあります。
ガーデンタワー7階~10階
ガーデンタワーの低層階の7階から10階は
ビジネスコートと呼ばれ
かつて客室だった部屋をオフィスとして利用できるように改良されています。
それぞれ見ていきましょう。
7階エレベーターホール
8階エレベーターホール
エレベーターの色が変わりました
9階エレベーターホール
またエレベーターの色が変わりました(笑)
10階エレベーターホール
エレベーター前の現在階を示す数字のフォントが変わりました(笑)
また壁の色やカーペットも他のフロアとは違う感じですね。
10階だけはビジネスコートの中でも特別フロアなんでしょうか?
ビジネスコートと呼ばれる
7階~10階は
オフィス専用ということで
普通のビジネスビルのようなシンプルな作りです。
その中でもエレベーターの色をそれぞれ変えていたりするのは
ちょっとしたお遊び感がありますね(笑)
ガーデンタワー11階~13階
ガーデンタワーで客室がある階としては最も低層階となる
11階から13階は
グリーンを基調で統一されています。
低層階だけに庭のイメージで緑なんでしょうか(笑)
カジュアルな感じで悪くはないんですが
ずっといると
目が痛くなりそうです(笑)
11階エレベーターホール
11階客室廊下
12階エレベーターホール
13階エレベーターホール
ガーデンタワー14階~16階
14階から16階は
先ほどとはガラッと変わり
落ち着いたグレーを基調
で統一されています。
個人的には
このフロアが一番近代的で高級ホテルっぽい感じがしますね(笑)
「今時の高級ホテルの作り」
って感じでしょうか?
ちなみに14階から16階は
エレベーターホール前の階数案内表示のフォント
がなぜか10階と同じものになります。
14階エレベーターホール
15階エレベーターホール
16階エレベーターホール
ガーデンタワー17階~20階
17階から20階は
オレンジを基調としています。
また17階から
エレベーターホールの階数案内表示のフォント
がまた変わります。
18階と19階の写真はないですが
おそらく同じだと思われます。
17階エレベーターホール
20階エレベーターホール
ガーデンタワー21階
建物としては丁度中間にあたる21階は
他の階とは違う少々特殊な作り
をしています。
ニューオータニのガーデンタワーはエレベーターが
低層用(7階~21階)
高層用(21階~40階)
と分かれており
低層用は3基 高層用は4基あります。
低層階エレベーター
高層階エレベーター
つまり21階はエレベーターの乗り換えフロアで
低層階(11階~20階)に宿泊する人が
40階のレストランやバーに行くためには
必ずこの21階を経由しなければ行けない
ということです。
そのため全体的に高級志向な作りになっています。
ある意味
ホテルの顔ともいえるフロアですね。
21階エレベーターホール
21階エレベーターホール
青く塗られたエレベーターが7基あります。
21階客室廊下
カーペットや内装はこのフロアオリジナルです。
ガーデンタワー22階~36階
高層階の22階から36階は
低層階みたく
階別に統一されていないようで
基調とする色もブルーであったりピンクであったり
カーペットの種類も違ったり
色々です。
ただ
よく見ると
ソファーの色や壁の柄など
微妙に違うところがあり
なかなか面白いです(笑)
また
22階より高層エレベーターとなるため
エレベーターの向きが変わります。
ただガーデンタワーのエレベーターホールには窓がないため
向きが変わったといった実感は全くありませんが・・・(笑)
26階エレベーターホール
ブルーを基調としています。
31階エレベーターホール
こちらはピンクを基調としています。
33階エレベーターホール
31階と同じくピンクを基調としていますがカーペットの種類が違いますね(笑)
34階エレベーターホール
ブルーを基調、26階とほとんど同じですがよく見るとこちらは壁に柄がありません
気づきましたか?
ガーデンタワー37階~39階
客室としては
最も高層フロアとなる37階から39階は
デラックスルームやスイートなどが集まる
特別フロアとなっています。
そのため内装もかなり高級志向で
ゴールドを基調とした派手な作り。
ただ個人的には
「やりすぎなのでは?」
と思いますね(笑)
確かに特別フロア感はありありですが
どうもこのバブルの遺産のような派手な内装が筆者は好きになれないです。
まぁそんな昭和チックなところが
ニューオータニの面白いところでもあるんですけどね。
37階エレベーターホール
38階エレベーターホール
37階と38階はほとんど同じ内装。
38階客室廊下
39階エレベーターホール
客室最上階にあたる39階は壁まで金色です(笑)
スイートルームはこのフロアに集められている
ニューオータニガーデンタワーのスイートは
ほぼこのフロアに集約されています。
37階カウントスイート入口
39階キングスイート入口
38階クイーンスイート入口
ホテル最高級の部屋となる38階ロイヤルスイート
さすがにホテル最高級の部屋だけあって
ドアの作りからして違いますね。
ちなみに宿泊費は1泊50万円だそうです(笑)
客室はどんな感じ?実際に泊まってみた
今回宿泊したお部屋は39階のデラックスツインとなります。
もともとスタンダードルームを予約していたのですが
チェックインが遅かったので、
スタンダードの値段でデラックスにグレードアップして頂きました(笑)
かなりお得感満載ですねヽ(・∀・)ノ
フロントがある6階のエレベーターホール
既にレトロ感満載です(笑)
昭和の時代から改装していなのでしょうか?
でもそこがまたいいのですが・・・
客室のキー
最近のホテルはカードキーが主流なんですが
このタイプのキーは今時珍しいですね。
ちなみに「5924」だからといって59階という意味ではありません。
ホテルニューオータニ東京ガーデンタワーでは
ザ・メインとの客室の混合を避けるために
部屋番号の階数は
「実際の階数からプラス20繰り上げられているルール」
のようです。
つまり5924は39階の24号室ということですね。
鍵にも階数が記載されているので分かりやすいです。
今回宿泊した客室の入口
部屋の内装
さすがにデラックスルームとあって
部屋はめちゃくちゃ広いです。
ちなみにこの部屋
通常レートだと7万ちょいするらしいのですが
今回前述した通り
スタンダードのレートなので
2万弱で宿泊できましたヽ(・∀・)ノ
部屋からの展望
赤坂見附側の部屋だったので東京タワーも見えます。
部屋からは
首都高や高層ビルなど
「これぞ東京」
という景色が楽しめました。
まとめ
ニューオータニといえば
改装もされて高級感のある
「ザ・メイン」
の方が人気があります。
ただ昭和の趣を残すガーデンタワーも悪くはないと思います。
何よりこの
「統一感のなさ」
が昭和のホテルっぽいですね(笑)
部屋のクォリティは
「さすがはニューオータニ」
といえるレベルだと思いますよ。
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